副業でWebライターを始めて、応募しても返事がないまま何か月かたっていないでしょうか。私もそうでした。
私は4か月で78件応募して受注できたのは1件、手取りは2,340円でした。
総合病院で17年働いた元放射線技師です。2026年6月から、クラウドワークスで医療ライターの案件に副業として応募を始めました。
くろぶち経歴があれば通ると思っていました。結果は数字のとおりです。
- 78件応募した4か月の結果
- 医療の経歴が単価に乗らなかった理由
- 時間はどこに消えたか
本文の数字は、2026年6月6日から9月22日までの応募管理シート78件と、クラウドワークスの契約画面・出金画面から拾った実測です。応募に使った時間だけは記録がないので、目安と書き分けます。
4か月の結果|78件応募して受注1件
応募した78件の内訳を月ごとに並べます。「終了」は不採用の連絡があったものと、募集終了後も無反応だったものの合計です。
| 月 | 応募 | 受注 | 終了 | 返信待ち | 自分から辞退 |
|---|---|---|---|---|---|
| 6月 | 6 | 0 | 6 | 0 | 0 |
| 7月 | 9 | 1 | 8 | 0 | 0 |
| 8月 | 17 | 0 | 15 | 2 | 0 |
| 9月 | 46 | 0 | 7 | 25 | 14 |
| 合計 | 78 | 1 | 36 | 27 | 14 |


受注できた1件は医療の記事ではなく、広告LPのライティングでした。7月に応募した4,000字・3,000円の案件です。
9月に応募を46件へ増やしたのは、1日30分と決めて毎日応募する形に切り替えたからです。それでも9月22日時点で25件が返信待ちのまま、受注はまだ増えていません。
自分から辞退した14件は、応募後の1通目で出てきた誘いが理由です。内訳は面談の誘いが6件、LINEなど外部への誘導が6件、身元の申告が2件でした。
78件応募して受注1件が、この4か月の答えです。



応募を増やせば通る、は半分だけ正しかったです。
医療職の経歴は単価に乗らなかった
医療ジャンル33件の結果
78件のうち、医療ジャンルの募集に応募したのは33件です。9月22日時点で採用は0件でした。
内訳は、返信待ち8件・自分から辞退2件・残りの23件は不採用か無反応で終わっています。
募集の型と単価
- 文字単価1.5円が13件(半分)
- 1記事3,000円が17件(3分の2)
- 募集文の多くが「医療現場の体験談コラム」「看護師・医療従事者歓迎」
つまり、医療職歓迎の募集はほとんどが同じ型でした。文字単価1.5円・2,000字・1記事3,000円で、書く内容は現場の体験談です。
応募者の数は中央値で12人、募集枠は2つです。似た経歴の人が10人以上並ぶ募集で、経歴そのものは差になりませんでした。
医療の経歴は歓迎はされても、単価には乗りませんでした。「歓迎」は入口が開いているという意味で、単価が上がるという意味ではなかったのです。
専門が乗る案件も採用0
専門知識が単価になる募集(製薬会社のSNS記事・予防医学の解説など)も12件応募しています。こちらも採用0件で、文字単価6.7円や14.2円の募集は1枠に18人が応募していました。33件応募して採用0件が医療ジャンルの結果です。
看護師の副業ライター体験記が検索上位にあるのは、体験談型の募集が看護師向けに書かれているからだと感じます。放射線技師は募集文の職種の列挙に入っていないことが多く、私の33件ではそこが壁でした。



医療者歓迎は「看護師歓迎」の意味でした。
どんな仕事があったか|78件の中身
副業Webライターにどんな仕事があるかは、応募した78件を3つに分けると見えてきます。
| 種類 | 件数 | 文字単価・報酬の幅 | 応募者の中央値 |
|---|---|---|---|
| 体験談コラム (未経験歓迎) | 27 | 1.2〜2.3円 1記事1,500〜3,500円 | 13人 |
| 専門知識が乗る解説 ・LP・SEO記事 | 26 | 0.75〜14.2円 1記事3,000〜20,000円 | 12人 |
| 執筆以外 (リサーチ・画像制作 ・サイト保守) | 25 | 1件100円〜月10,000円 | 9人 |
一般的な解説記事には「未経験OKの案件から始める」と書かれています。私の78件では、未経験OKの募集ほど応募者が多く、通りにくい仕事でした。
単価が高い募集は枠が1つでも、応募者の数は体験談コラムと変わりませんでした。78件全体では、募集枠の中央値3つ・倍率の中央値4.6倍です。
9月からは執筆以外の仕事にも応募を始めました。バナー制作や画像制作の500円の案件です。理由は、プロフィールに載る完了実績を先に積むためで、これは失敗する可能性込みの判断です。



仕事の種類より、枠と応募者の数を先に見ます。
受注した1件の中身と手取り
受注した1件は、育毛剤の広告LPを4,000字で書く案件でした。7月11日に応募して、7月24日に納品しています。
契約金額は3,000円、文字単価にすると0.75円です。初稿は約3時間(修正2回を含めると10時間超)でした。構成の土台はAIに作らせて、文章は自分で書いています。
手取りはシステム利用料22%を引いた4,000字・3,000円・手取り2,340円です。ここからさらに振込手数料が引かれる仕組みは、8月の出金明細で別記事に書いています。
- 応募した時点で評価が0件だった
- 最初の1件は単価より、評価が付くことを優先した
- 結果、評価5.0が1件付いた
最初の1件は単価より、評価が付くことを優先しました。納品後にクライアントから、LP以外のSEO記事やnote記事でも声をかけたいという連絡をもらいました。ただ9月22日時点で、次の依頼はまだ来ていません。



初稿の3時間だけなら、悪くない金額だと思いました。修正を含めると、時給は234円を切っています。
時間はどこに消えたか|時給に直すと
4か月の副業ライターで使った時間を、実測と目安に分けて出します。
実測できたのは2つです。執筆は初稿が約3時間(修正2回を含めると10時間超)、応募文の作成は1件あたり約5分でした。応募文はAIに下書きさせて、自分で直して送っています。
目安は、新着の確認から応募までの時間です。9月は1日30分と決めていて、週にすると3時間半になります。6月から8月はもっと少ない日もあったので、4か月で約52時間は上限に近い目安です。
| 項目 | 時間 | 区分 |
|---|---|---|
| 執筆(受注1件) | 10時間超 (初稿3時間+修正2回) | 実測 |
| 応募文の作成 (78件×5分) | 約6.5時間 | 実測から計算 |
| 新着の確認から 応募まで | 約45時間 | 目安 (1日30分×15週から応募文の分を除く) |
| 合計 | 60時間超 | ― |
| 手取り | 2,340円 | 実測 |
時間は書くことではなく、探して応募して待つことに消えていました。執筆の10時間に対し、それ以外が50時間以上です。
「時給数百円から始まる」と書く解説記事は、執筆の時間で計算しています。私の場合は60時間以上で手取り2,340円と、書く前の工程で時間が消えていました。
だから決めたことが2つあります。返事がない案件は8日で閉じること、応募文に5分以上かけないことです。8日の根拠は別記事に書いています。



書く時間より、探す時間のほうが5倍近く長かったです。
副業ライターの時給換算シート(1枚・記入例つき)を無料で配布しています。応募に使った時間と手取りを月ごとに書くだけで、時給が出ます。
「やめとけ」への私の答え|続ける条件3つ
検索上位の記事には、「やめとけと言う人は準備不足で辞めた人」と書かれています。
私は経歴を整理し、応募管理シートを作り、78件応募しました。それで受注1件です。準備の問題ではなく、募集の型と枠の数の問題だったというのが私の見方です。
それでも続けています。条件を3つ決めたからで、これは私の場合の条件です。
- 1日30分と上限を切る。超えたらその日は応募しない
- 単価より完了実績を先に積む。500円の画像制作も受ける
- 稼ぐ場ではなく、数字を取る場と割り切る




「やめとけ」への答えは、私の78件ではこうです。医療の経歴を武器に副業ライターで稼ぐ計画は、4か月では成り立ちませんでした。
やめとけかどうかは、自分の応募記録を見てから決めるものでした。何件応募して何件通ったかが手元にあれば、続けるか閉じるかは数字で決められます。



やめるかどうかは、記録を見てから決めます。
まとめ|4か月で分かった3つ
副業Webライターを4か月やってみて分かったことは3つです。
- 78件応募して受注は1件だった
- 医療の経歴は歓迎されても単価には乗らなかった
- 時間は書くことより、探して待つことに消えた
時給にすると約40円の4か月でした。ただ、応募の記録が残った分だけ、次に応募するかどうかの判断は速くなっています。
次の一歩は、返事がない案件を8日で閉じることです。待っている時間を減らすところから始めてみてください。




