ブログの記事をリライトしたあと、順位を毎日開いて眺めていませんか。
- 何日後に見れば効果が分かる?
- 上がった・下がったの判断は、どこで付ければいい?
- 効果がなかったとき、次に何をすればいいの?
結論から言うと、判定する日と合格ラインを、リライトする前に決めて書いておくことです。見るのはその日だけ。順位を眺める時間がなくなり、次の施策に迷わず進めます。
この記事を書いている私は、個人で3つのサイトを運営しています。2つのサイトの76記事を同じルールで判定し(2026年9月時点)、ルールそのものも運用しながら何度も直してきました。
本文の数字はすべて、自分のサイトのSearch Console・アナリティクス・順位計測ツールから取った実測です。平均値や他社の調査ではありません。
くろぶちルールを決める前は、順位が動くたびに記事を触っていました。何が効いたのか分からなくなったのが始まりです。
- 判定日をどこに置くか
- 合格ラインを事前に書く方法
- 判定しない条件と監視を止める条件
判定日以外は順位を見ない運用になると、空いた時間と気力を新しい記事や収益動線に回せます。
ブログのリライト効果を毎日見てはいけない理由
リライト直後の順位は、大きく揺れます。日々の上下は施策の効果ではなく、検索エンジン側の再評価が落ち着くまでの揺れです。
この揺れを効果と読むと、「戻す」「足す」を繰り返して記事が壊れていきます。
リライトから7日後に、狙っていたキーワードが15位以内に入りました。ところが14日後には16位台へ戻っていました。
7日後の順位は、効果ではなく見かけの数字でした。ここで喜んで追加の修正をしていたら、何が効いたのか分からなくなっていたと思います。
だから、見る日を先に決めます。決めた日以外は、順位を開かない。これが4つのルールの土台です。



毎日見ていた頃は、どの修正が効いたのか説明できませんでした。
判定日は「28日後」と「60日後」の2回だけ
起点は、リライトを公開した日です。合否を付けるのは28日後と60日後の2回だけにしています。
7日後と14日後にもデータは取りますが、合否は付けません。「記録するだけの日」です。
| 日付 | 役割 | 合否 |
|---|---|---|
| 公開日 | 起点(基準日) | ― |
| 7日後 | 記録のみ | 付けない |
| 14日後 | 記録のみ | 付けない |
| 28日後 | 判定 | 付ける |
| 60日後 | 判定 | 付ける |
| 90日後 | 終端(次の手を決める) | 付ける |
28日後にした理由
なぜ28日かというと、検索データが揃うまでに数日かかることと、曜日による波を1周分含めるためです。週末に読まれる記事と平日に読まれる記事があるので、7日単位では偏ります。
28日待って順位がどれだけ動いたかは、2サイト・201キーワードの記録を別の記事にまとめました。
記録の日と判定の日を分ける
記録の日と判定の日を分ける理由は、記録した数字を捨てないためです。28日後の判定は、公開日から28日後までの窓全体で見ます。7日後・14日後の数字も、その窓の中に入ります。
減らすのは「入力する回数」ではなく「合否を付ける回数」です。



「今回は見ない」と決めた日でも、数字だけは残しておく。後で判定の材料になります。
合格ラインはリライトする前に書く
判定日を決めたら、次は合格ラインです。ここで大事なのは、リライトする前に書くことです。
後から決めると、出てきた数字に合わせて基準を動かしてしまいます。「まあ、これなら合格でいいか」が続くと、判定の意味がなくなります。
見る指標は3つ
合格ラインに使う指標は3つです。
- 狙っているキーワードの順位
- 記事全体のクリック数
- 記事全体の表示回数
1つに寄せないのがコツです。順位だけで見ると、順位は上がったのにクリックが減った、という変化を見逃します。
数値と期間をセットで書く
書き方は「数値+期間」をセットにします。たとえば「狙いのキーワードが10位以内を維持」「30日でクリック12件を割らない」のように書きます。
判定は4段階(◎○△×)で付けます。△か×が2回続いたら、次の手を打つ合図です。
記事名/リライト公開日/狙いのキーワード/28日後の合格ライン/60日後の合格ライン/判定結果(◎○△×)/メモ。
この7項目を1行にして、記事ごとに1行ずつ並べています。



合格ラインを1行書くだけで、リライト後に順位を眺める理由がなくなります。
数字が小さすぎるときは判定しない
表示やクリックが小さすぎる記事は、合否を付けずに保留にします。ルールを回し始めて気づいたのが、判定できない記事があることでした。
表示回数が月20回に満たないキーワードで、順位だけを見て合否を付けても意味がありません。順位が1つ動いたのが偶然なのか施策なのか、区別できないからです。
クリックも同じです。その期間に1件も期待できない記事で、「クリック0だから不合格」と付けるのは判定ではなく偶然の記録です。そこで、条件を2つ決めました。
- 狙いのキーワードの表示が月20回未満なら、順位で合否を付けない
- 期待できるクリックが1件未満の期間なら、クリック数で合否を付けない
当てはまる場合は「保留」にして、次の判定日と合算した期間で見ます。合算しても足りなければ、次の章で書く「監視を止める」判断に回します。



判定できないと分かっている日に合格ラインを置いても、出るのは「判定不能」だけです。
監視を止める記事を決める
全記事を同じ頻度で見続けると、記事が増えるほど時間が足りなくなります。
私は「実需がない記事」の判定を止めて、月に1回、数字を記録するだけに切り替えています。
監視を止める条件
止める条件は4つそろったときです。
- 判定が2回連続で△か×
- クリックが2回連続で1件以下
- 狙いのキーワードの表示が月20回未満
- 3か月間、その記事からの収益がゼロ
止めない記事の例外
ただし、サイトの柱になる記事は対象外にしています。理由は「見るのが大変だから」で止めないためです。監視の重さを理由にすると、重要な記事から順に見なくなります。
監視に戻す条件
戻す条件を先に決めておくのが、安心して止めるための仕組みです。
| 止める(4つそろったら) | 戻す(1つでも該当したら) |
|---|---|
| 判定△×が2回連続 | クリックが月2件以上で2か月続く |
| クリック1件以下が2回連続 | 狙いのキーワードが5位以内に入る |
| 表示が月20回未満 | 検索結果の構造が変わった |
| 3か月収益ゼロ |



「もう見ない」ではなく「判定を止める」。数字は月1回だけ拾い続けます。
回して分かった実測
このルールで判定してきた記事は、2サイトで76記事です(2026年9月時点)。
そのうちサイトAでは、公開中60記事のうち34記事を月1回の記録だけに移しました(2026年9月19日時点)。
条文を2か月で8回直した
ルールは2026年7月に決めましたが、9月までの2か月で8回、条文を直しました。
最初の「クリック1件以下」の条件は、収益にならないブランド名のクリックが混じると成立しませんでした。止めたい記事が止まらない、という想定外が何度も出ました。
仕組み側の失敗
「今回は合否を付けない」と決めた日に、管理シートは通常どおり入力を促してきました。結果、4回続けて判定してしまいました。


基準日から28日後・60日後のチェック日が先に並んでいます。
ルールは、仕組みが表現できないと守れません。今は「記録だけの日」をシート上に区別して表示しています。



ルールは1回で完成しません。運用して穴が出たら条文を直す、の繰り返しです。
判定ルールを1枚に書き出す手順
最後に、自分のサイトで始める手順です。4つで足ります。
- 判定日を決める(28日後・60日後)
- 指標を3つ選ぶ(順位・クリック・表示)
- 合格ラインを「数値+期間」で書く
- 監視を止める条件と戻す条件を先に書く
最初は3〜5記事だけで始めてください。全記事に一斉適用すると、条文の穴が出たときに直しきれません。
- 記事名:40代向け比較記事
- 公開日:9月20日
- 狙いのKW:◯◯ 比較 40代
- 28日後:狙いのKWが10位以内・30日でクリック12件以上
- 60日後:狙いのKWが7位以内・クリック20件以上
- 止める条件:上の4つ
- 戻す条件:上の3つ
条文を直す前提で作れば大丈夫です。私も2か月で8回直しました。「戻す条件」を先に書いておけば、止めすぎた記事は戻せます。
決めないままでいることのほうが、順位に振り回される時間の分だけ高くつきます。
判定ルール表のテンプレを、記入例つきの1枚にまとめました。7項目を埋めるだけで、今日から使えます。



記入例の数字は架空です。自分の記事の数字に置き換えて使ってください。
まとめ|判定日を決めれば順位を眺める時間は消える
リライトの効果は、毎日眺めても分かりません。判定日と合格ラインを先に決めることで、揺れに振り回されず、次の施策に進めます。
- 合否を付けるのは28日後と60日後の2回だけ
- 合格ラインは「数値+期間」でリライト前に書く
- 数字が小さい期間は判定せず、保留か監視停止へ回す
次にリライトする1記事だけ、公開前に合格ラインを1行書いてみてください。
リライトに使う時間を見積もるなら、1記事にかかる時間を工程別に計った記事も参考にしてください。


